皆さんは朝と夜で勉強する内容を決めていますか?なにも考えずにやるべき勉強をやってる人も多いと思います。
しかし、夜に計算問題や演習問題をやっていてミスが多かったり、朝に暗記の勉強をしてすぐに忘れてしまったりという経験はありませんか?
時間帯に応じてより向いている勉強内容というのがあります。これをもとに勉強するものを決めるだけで定着度が格段にあがりますし、覚えた知識を忘れにくくなります。
今回は時間帯に着目した勉強法とこの習慣を続けるコツについてお伝えします。
朝に勉強したほうがいいもの
朝に勉強したほうがいいものは、計算問題や演習問題などの頭を使う問題です。
理由は、朝は1日が始まった直後であるため、疲れていないからです。1日活動してエネルギーを消費した夜に計算問題や演習問題を解こうとすると脳も疲れているので、ケアレスミスが格段に多くなります。
ミスを修正しようとして就寝時間が遅くなると疲れが翌日に持ち越されてしまい、悪影響しかありません。
ですから、エネルギーがまだ十分にある朝のうちに演習問題など頭を使う問題を解いた方がいいといえるのです。
しかし、朝は時間がないという人もたくさんいるかと思います。そういう方は仕事や学校に向かう前の一時間をなんとか捻出できるよう起床時間など生活リズムの調整を行ってください。
いきなり一時間の捻出は大変だと思うので、まずは10分の勉強時間を確保するところから始めてみてください。
夜に勉強するほうが向いているもの
夜に勉強することのほうが向いているものは、暗記など記憶に定着させる勉強です。
理由は睡眠をとっている間に記憶が定着するからです。イメージとしては夜に一日の内容をセーブしているかんじです。
なので朝に暗記勉強をしてしまうと、セーブまで時間があいてしまうのでその間に忘れてしまうのです。
とても眠くて目をあけていられないほどなら仕方ありませんが、ひとまずは眠くても15分だけ頑張ることを目標に夜の暗記勉強を始めてみてください。
朝と夜の勉強習慣を続けるコツ
時間帯に応じた勉強の習慣を続けるコツは2個あります。
- 小さい目標からはじめる
- 目標達成したら好きなことをやる
それぞれ見ていきましょう。
1 小さい目標からはじめる
いきなり「一時間頑張るぞ」としてもすぐに誘惑に負けて続かなくなります。人間は変化を嫌う生き物ですので、少しずつ勉強時間を増やしてみてください。
私の場合はまず毎日10分だけ夜に暗記勉強をするところからスタートしました。それから徐々に20分、30分と時間をのばして、勉強する量を増やしていきました。
このように最初の目標を少なめに設定するメリットは目標時間を達成できないことが格段に減ることです。
目標達成できていない日が増えてくると心の中で罪悪感が増してきます。罪悪感のような負の感情をずっと感じることは嫌なので、そのストレスから逃げようとします。その結果、「どうでもよくなった」ことにして続かなくなります。
ですからまずは10分など短い目標時間を設定するかわりに毎日続けることに力をいれてみてください。
詳しくは別記事の楽に継続するコツにも書いています。
2 目標を達成したら好きなことをやる
何のご褒美もないのに朝早く起きたり夜頑張って勉強したりはできません。
正確にはご褒美がなくても頑張れる精神力のすごい人はいますが、この記事を読んでくださっている方の多くはご褒美があったほうがやる気が出るのではないでしょうか。(私がそうだから。)
ご褒美でやる気が出る方はぜひ目標達成後に小さなご褒美を自分にあげてください。
例えば私の場合は、朝一時間勉強した後にご褒美としてゲームをやっていました。
このように物以外でも好きなことをやる時間をご褒美とするだけで、「あと〇分がんばればアレができる」などやる気を引き出すことができます。
ご褒美の時間を確保できないくらい忙しいときはせめて頑張った自分を褒めてください。
褒めるってどうすればいいの?と思う方は別記事褒めるコツを読んでみてください。
朝と夜に分ける勉強法 まとめ
今回は朝と夜の人間の特徴をもとに勉強内容を決める方法とこの勉強習慣を続けるコツをお伝えしました。
忙しい朝、眠くて仕方がない夜に時間を捻出するのはとても大変だと思いますが、これを意識するだけで勉強時間の総量は確実に減るので少しずつ実践してみてください。
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