せっかく勉強のやる気だしてもなんだかイライラして集中できない…てことありますよね。
集中できない自分にイライラして悪循環…。
本記事では個人指導で多くの生徒をみてきた私が、勉強していてイライラしたときの解決法をイライラの原因別にお届けします。
勉強にイライラしている原因は主に5つあります。
- 勉強の内容が分からなくてイライラ
- やるべきものが多すぎてイライラ
- 理想とのギャップにイライラ
- (部屋が暑いなど)環境にイライラ
- ほかのことが気になってイライラ
イライラの原因が分かっていたら解決法をサクッと試して解決しちゃいましょう。
逆にイライラの原因がよくわからない(それでまたイライラする)ときは一通り読んでイライラの原因を探してください。
闇雲に解決法を試してもうまくいかなくて余計にイライラしちゃうので、あせらず冷静に原因を見つけてください。
イライラその① 勉強の内容が分からない
目的問わず勉強しているとかならずあるイライラが「勉強の内容がわからない…。」
勉強が分からなくてイライラしているときって分からない自分が嫌になって勉強のモチベーションが下がっているかと思います。
勉強が分からないときのイライラを何とかする方法を2つご紹介します。
方法① 勉強内容のレベルを一回下げてみる
勉強が分からないときはつまづいた内容より前の範囲がわかっていないときに起こりやすいです。
英単語が分からないのに、いきなり英語の文章を読むことは無理なのと一緒です。
ですから、分からない問題の基礎となる範囲の問題を一回解いてみることをオススメします。
例えば二次関数の問題ができないときは因数分解や平方完成ができるかを確認するなどです。
レベルを下げた問題が解ければ自分はここまでは解くことができると安心できますし、自信につながります。
また、もしレベルを下げた問題が解けないときは理解不足だった範囲を発見できたことになります。
あとは自分の弱点を補強しなおして元の問題に挑めばできるようになっています。
このように一回レベルを下げた問題を解くことはモチベーションを回復したり苦手箇所を発見する手段として非常に有効です。
方法② 忘れたころにもう一回やってみる
問題が分からなくてイライラしていると袋小路に迷い込んだようにどんどんドツボにはまっていって混乱していきます。
一回はまってしまうと思考が同じところをぐるぐるするため余計にイライラします。
ですから、一回分からない問題のことは忘れて他の問題や教科を勉強することがおススメです。
自分がなにを考えてといたか忘れたころ(2~3時間後)にもう一度問題を見てみると簡単に解けることが多いです。
私は大体月3回くらいこの現象が発生していました。
詰まっている問題しかやるべきものがないときは休憩するのもアリだと思います。
ひとまず何らかの方法で時間をおいて再度見直してみてください。案外あっさり解けちゃいます。
イライラその② やらなきゃいけないことが多い
やらなければいけないことが多く、何から手をつけたらいいか分からないときにイライラすることがあります。
このときに有効なイライラの解決方法は二つあります。
方法その① やるべきことを書き出す
やらなきゃいけないこと多くてイライラする理由はどれだけやればいいか全体像が不透明なことがあげられます。
そのため、やるべきことをすべて書き出して全体を把握することがとても大事です。
書くことで目に見える形で表現できるので後から確認するのにもとても役立ちます。
これだけでイライラの8割は解消できて勉強へのモチベーションが回復します。
方法その② ちょっとだけやる
やらなきゃいけないことの全体は把握できているけどやることが多すぎてやる気がでないこともあります。
例えば夏休みの宿題を夏休み終了前日に全部片づけるときの気持ちです。焦りと過去の自分へのいら立ちが一緒になっちゃってやる気がなくなると思います。
そのときはやらなきゃいけないことのうち「ちょっとだけやってみる」を実践してみてください。
夏休みの宿題で言えば、問題集の問題を一問だけ解いてみるがあげられます。
たいていの人はここでスイッチがはいってもう少しだけ勉強できるようになります。
キリが悪いから1ページだけやろうなど嫌々でもすすむようになります。
イライラその③ 理想とのギャップがある
理想の自分と現実の自分に差があるとイライラしちゃいますよね。大事な試験前などになると焦っているので余計にイライラしてきちゃいます。
私もセンター試験前の模試で思うような点数がでず、イライラして泣いていた時期がありました。
特に真面目な頑張り屋さんに多いこのイライラの解決法を3つご紹介します。
方法その① 現実の自分を受け入れる
イライラをなくす一番の方法は理想とギャップのある現実の自分を受け入れることです。
今の自分を冷静に受け入れて許してあげてください。
そのうえで現実からちょっと良くなるための方法を考えるとイライラすることなく現実の自分を変えることができます。
方法その② 今の自分よりちょっとだけ高い目標をつくる
理想とのギャップにイライラするときにありがちなのが、高すぎる目標を作ってしまっていることです。
高い目標はたしかに必要ですが、それだけだと心が折れてしまいます。
間に小さな目標をたくさん設けてすこしずつクリアしていくことがイライラせずに理想の自分に近づく方法です。
現実の自分を冷静に見つめて、ちょっとの努力で改善できる小さな目標を立ててみてください。
小さな目標をクリアできたら自信が生まれるので無理なく高い目標をクリアすることができます。
方法その③ 他人と比べない
目標とのギャップにイライラしているときにありがちなのが他人と比べて余計にイライラしてしまうことです。
例えばAさんは一日8時間勉強できているのに私はできていないからイライラする…などです。
才能や環境などどうしようもない原因により人によってできることとできないことがあります。
夜遅くまで起きて勉強ができないなら朝起きてやればいいんです。
自分のできること、得意なことを生かして勉強していくのが一番の近道です。
人と比べず、まずは自分の得意なこと・苦手なことをはっきりさせて自分に合う勉強スタイルを見つけてください。
自分にあっているのなら、人と違っても全然問題ありません。
イライラその④ (暑い・寒いなど)環境が悪い
暑かったり寒かったり、うるさいなど環境が原因で勉強にイライラすることもよくあります。
自分ですぐに改善できるので見直してみるととても効果的です。
方法その① 体感温度の調整をする
自宅であればエアコンやクーラーの温度調整をしましょう。エアコン代がかかるからとケチっているとイライラしちゃいます。勉強中は思い切って自分がすごしやすい温度設定にするのがおススメです。
図書館や塾など自分で部屋の温度調整ができないときは、服装で調整できるよう脱いだり着たりがしやすいものを選ぶようにしてください。
また、夏であれば保冷剤、冬であれば毛布を持っていくことも効果的です。
方法その② 机の周りを片づける
勉強に必要のないものが視界に入ってくると気が散ってイライラしてきます。部屋全体を片付けなくていいので、机周辺だけはものを減らすように心がけてください。
理想は勉強中に使うテキストやノート、筆記用具だけが机の上にある状態です。
スマホなど誘惑されるものは絶対に片づけてください。電源を切って取りに行くのがめんどうなところ(別の部屋など)においておくことをオススメします。
自分の部屋にあると触りたくなってしまうからです。
他の教科のテキストも本棚など勉強中に視界に入らないところに片付けましょう。
方法その③ 場所を変える
体感温度の調整をしたり、片づけてもいまいち勉強に集中できないときは、その場所が勉強するのに適していないからかもしれません。
集中できる環境は人によって違います。例えば静かなところのほうが集中できる人もいれば、ある程度騒がしくないと集中できない人もいます。
ですから自分にあう環境を探してみるのがおススメです。
静かなところが合う場合は自分の部屋や図書館、騒がしいほうが合う場合は家のリビングやカフェに行ってみるといいと思います。
イライラその⑤ ほかのことが気になる
勉強以外のことが気になってイライラしてくることがあります。これまでの4つのイライラ原因がしっくりこなければ他のことが気になってイライラしていると考えられます。
自分一人ですぐに解決できることであれば勉強を中断して先に他のやるべきことを片づけてしまうのがおススメです。
悩みがなくなりすっきりした状態になるので勉強に集中できるようになります。
人間関係の悩みなど自分一人で解決できないことであれば、悩みを書き出してみたり、信頼できる人に相談したりすると一時的ではありますがイライラは収まります。
イライラが収まったら悩みを忘れるくらい勉強に集中してみてください。
勉強でイライラしたときの解決法 まとめ
本記事では原因別にイライラを解消する方法をお伝えしました。
原因に関係なく、イライラを感じたら即解決することが勉強のパフォーマンスをあげるコツです。
ぜひ試してみてください。
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