- 休憩しすぎて勉強に戻れない
- 休憩したのに勉強に集中できない
こんな悩みってよくありますよね?
本記事では勉強を効率よく行うための休憩を取るコツ、また私が受験生時代やっていた具体的な方法についてご紹介します。
逆にやってはダメだった休憩方法も紹介しているので反面教師にしてください。
休憩を取るコツ
休憩には勉強の合間にとる小休憩とご飯を食べたりする本休憩があります。
学校の教室移動時間とお昼休みと考えたらとても分かりやすいと思います。
小休憩と本休憩の中で休憩の取り方にコツがいるのは小休憩の方です。
本休憩が好きなことをしてリフレッシュする時間なのに対して、小休憩は勉強の合間にとる脳を休める時間です。
そのため小休憩をテキトーにすごしてはいけません。短い時間だからこそ次の勉強時間で最大の集中力を発揮できるように工夫して休憩をとる必要があります。
本記事では具体的な休憩の行動を紹介する前に休憩時間の長さと確保の仕方についてお伝えします。
休憩は長くて15分
あんまり長く休憩時間をとりすぎると勉強時間が減ってしまう、勉強のやる気を出すのに時間がかかるデメリットがあります。
いっぱい休んで遊びたい気持ちをぐっとこらえて、小休憩は長くても15分までに留めてください。
小休憩をリフレッシュの時間ではなく「小休憩も勉強の時間」と考えたら短くても勉強に戻れると思います。
勉強と休憩のサイクルを決める
勉強時間と小休憩の時間の配分は一定にした方が勉強の効率があがります。
理由は人間の体は一定のリズムで生活しているほうが安定するからです。
(小学校で就寝時間と起床時間を決めて過ごすように言われたのと同じ理由です。)
勉強時間と休憩時間のバランスの決め方には二種類あります。
- 試験の時間配分に合わせる
- 脳の働きに基づいて勉強のサイクルを決める(ポモドーロテクニック)
試験時間の配分にあわせる
試験時間は50分や90分など決まっています。そのため実際に受ける試験の時間に合わせて勉強時間を決めるのがおススメの方法の一つです。
(例)試験時間が50分の時 勉強時間50分 と 休憩時間10分 の一時間サイクルで勉強する。
試験時間に合わせた時間配分のメリットは、試験中に集中力を切らさない練習も同時に行えることです。
長い試験時間だと途中で眠くなることがありませんか?
50分や90分あるテスト中ずっと集中しておくにはそれなりの練習が必要です。
ですから普段から本番のテストと同じ制限時間で練習しておくと、段と同じように本番に臨むことができます。
定期テストよりは入試など一番大事なテストに合わせるのがおススメです。
脳の働きに基づいて勉強のサイクルを決める(ポモドーロテクニック)
試験時間にあわせて勉強のサイクルを決める方法以外に、脳の働きを元に勉強のサイクルを決める方法があり、ポモドーロテクニックと呼ばれています。
ポモドーロテクニックとは勉強時間と休憩時間のサイクルをより短く分ける方法です。
(例)勉強時間25分とする場合 勉強時間25分 と 休憩時間5分 を4セット(合計2時間) → 後に長めの休憩(15分~20分) → 勉強時間25分 と 休憩時間5分 を4セット(合計2時間) → 後に長めの休憩(15分~20分) 以下繰り返し
これにより高い集中力を維持することができ、勉強の効率が上がるメリットがあります。
他の勉強法と比べて一つの勉強時間が短く設定されているため、飽きやすい人にも続けやすいです。
また、勉強時間の25分は目安であるため、自分の集中力の持続力に応じて調整を行うことが可能です。
ポモドーロテクニックを行うにあたって必要なものはタイマーと勉強内容をリストアップしたメモです。
タイマーについては30分が計れるもので十分です。家になければ100円ショップなどで買いましょう。
スマホのタイマーでもいいですが、勉強中に触りたくなると思うのでオススメしません。
勉強をリストアップしたメモについてですが、できるだけ細かくリストアップをおこなってください。(○○ページの〇問目~○○ページの〇問目までなど)
理由は一ブロックあたりの勉強時間が短いため、量が多すぎると時間内に終わらなくなるからです。
勉強の合間(小休憩)のおすすめ休憩方法
勉強の合間の休憩にはオススメな休憩方法とオススメできない休憩方法があります。
一時間ほどとる長めの休憩には(時間を守れたら)何をやってもいいので、ここでは勉強の合間の小休憩で行うとよい休憩方法について紹介します。
仮眠をとる
小休憩で一番オススメなのは仮眠をとる方法です。
理由は頭と体(特に目)を同時に休ませることができるからです。
勉強すると頭が疲れます。また、長時間続けていると目も疲れてきます。
小休憩になったら寝れなくても何も考えずに静かに目を閉じてください。
5分ほど目を閉じているだけでも楽になります。
仮眠をとる時間は5分を最低とし、長くても15分に留めてください。
15分以上仮眠をとってしまうとノンレム睡眠からレム睡眠に移行してしまい、起きにくくなります。
また起きることができても無理矢理起こされた状態になるので勉強する気になれないです。(体験談)
そのため多くても15分で起きれるようにタイマーをかけてください。
起きた後は伸びをしたり軽くストレッチを行うとよりスッキリ起きれます。
散歩する
散歩も小休憩としてオススメの方法です。勉強中は同じ姿勢でいることが多いので、血行が悪くなっています。
血行が悪い状態が続くと体調を崩すので、適宜軽い運動をする必要があります。
散歩だとどこでも行うことができ、足を使うため血行促進にも大いに役立ちます。
家の周りを一周したり、自販機で飲み物を買ったりして歩く動作を取り入れてみてください。
遠くを見る
目が疲れたときにオススメなのが、遠くを見ることです。勉強中は近いところを見るため、目への負担がとても大きいです。
目の疲れを放っておくと視力低下につながるので休憩中に遠くを見て目を休ませてください。
目の周りを温める
遠くを見ても目の疲れが取れなかったときにオススメなのが、蒸しタオルやホットアイマスクで目を温めることです。
温めることで目の周りの血行を良くして、目の疲れを軽減してくれます。
蒸しタオルは固く絞ったタオルをラップでくるんでレンジで1~2分温めるだけでできるので手軽に目の疲れを取る時にオススメです。(蒸気が熱いのでやけど注意!)
また、塾の自習室など蒸しタオルを準備できないときは蒸気でホットアイマスクなどの商品を持っておくと同じ効果が得られるのでオススメです。
電気ホットアイマスクだと充電するだけで繰り返し使えるので、何回も使いたい人はこちらを用意しておくことがオススメです。
軽いストレッチをする
勉強中は同じ姿勢でいるため、筋肉が凝ってきます。そのため休憩中に軽いストレッチをしておくと血行がよくなり集中力が増します。
自宅など周りの目を気にする必要がなければ腕を回し、しっかりストレッチをおこなってください。
塾の自習室など家の外で勉強しているときは伸びをするだけでも効果があります。
特に肩甲骨や肩回りが凝りやすいので重点的にストレッチを行うとスッキリします。
やってはダメな休憩方法
逆に5分ほどの小休憩中にやってはいけない行動もあります。それは頭を使う行動です。
理由は小休憩は頭を休ませる目的でとる休憩なのに、頭を使ってしまうと逆に疲れさせてしまうからです。
頭を使う行動の具体例はゲームやSNSを見る、ネットサーフィンをするなどです。
自分の好きなことができるため、リフレッシュにはなりますが、頭が疲れてしまってその後の勉強に響いてきます。
ゲームやSNS、ネットサーフィンなどは1時間と長い本休憩中に行ってください。
勉強の休憩方法 まとめ
本記事では勉強の休憩をとるタイミング、休憩中にした方がいいことと悪いことについて紹介しました。
休憩することは決して悪いことではありません。むしろ戦略的にとることで勉強の効率を上げることができます。
適切な休憩をとって効率よく勉強をおこなってください。
コメント